Let's go people!

色々大変な年だったなぁ・・・(’’  テンプレ替えました!


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オリジナルSS<信長伝>第2話

性懲りも無く2話目もUPです(*/∀\*)

前回、今回と登場してたくの一は、↓です。
これはうちが信ONで使ってたキャラの1人なのですが、それをSSに登場させちゃってます。
稲姫を見て↓を思い出してしまいまして・・・そこっ、違う言わない!




えぇと、そんな訳で2話目です(;´∀`)

 岡崎城天守。元信居室。

 「兄御殿が、そう申したと・・・」
 
 桶狭間の合戦で今川側が敗戦に決まる直前、今川の手を離れ、進路を変更し三河・岡崎城に入った元信は、
 闇の帳の下りた岡崎城下を一望しながら思案を巡らせていた。
 その傍らに控える忍は、片膝をついたままの姿勢で、顔を上げ答えた。
 
 「御意にござります。」
 
 年の頃は16、7と言った所か。
 長い黒髪は後ろで1本に束ねた御下げに結い上げている。
 面容は、どこか寂しげな印象を受けるが端麗で、実際の歳より幼く見られるであろう。
 無駄の無い肢体は猫科の動物を思わせるしなやかさがあった。
 そして、その体を包む忍者鎧は古びており、相当使い込まれたものであろう事がわかる。
 この忍の名は、霞隠 ひづめ。
 尾張、三河に古くからある伊賀者の流れを組む忍びの一族であった。
 訳あって、元信に付き従う事になったのだが、その話はまたの機会に・・・
 
 ひづめは、数日前、桶狭間の合戦に勝利した信長の元を密かに訪れ、元信の言上を伝えたのだが、
 その折にあって、信長に身柄を貰い受けると言い切られてしまっていたのだった。




 元信はひづめに向き直ると、苦渋顔を見せながら言った。

 「兄御殿には、恩がある。
  たしかに、桶狭間では、そのいくばくかは報いる事ができた。
  が、しかし、足りぬ・・・足りぬのじゃ・・・
  
  その恩に報いるには、この元信、一生を要するやも知れぬ。
  兄御殿にはそれ程の大恩があるのじゃ・・・」

 まるで自分に言い聞かせているような台詞であった。
 ひづめは微動だにせず、控えたまま元信の言葉を待っている。
 
 しばしの沈黙の後、意を決したように元信が続ける。

 「ひづめよ・・・此度の桶狭間での働き、誠に大儀であった。
  霞隠れのものを手放すのは忍びない。
  さりとて、兄御殿は、三河の行く末にとって欠かせぬ存在じゃ・・・
  そもそも昔から言い出せば聞かぬ人柄。
  
  ・・・もはや、是非はない。
  
  この元信の頼みじゃ。
  兄御殿に仕えてはくれまいか。」
  
 と言い終わると、元信はひづめに頭を下げた。
 
 ひづめは、少し表情を和らげ、ゆっくりと瞬をすると口を開いた。

 「先の勿体無いお言葉、忍として生を受けた者にとってこれ以上の喜びはございませぬ。
  ですが御殿様・・・。

  御殿様が、一介の忍に頭を下げるなどあってはならぬ事にござります。
  ひづめは御意に従うのみでござりまするゆえ・・・」
 
 自らが一言「いくな」と発すれば、ひづめを手放さずに済むだろう。
 優秀な部下、霞隠れの里との盟約。
 もはや、そこに留まらぬ感情があることも解っていた。
 が、ここで己が気持ちを優先すれば、信長の逆鱗に触れる事は火をみるより明らかであった。
 元信は多くの人質としての時間を過ごしてきたが、その境遇を含めても、
 この時ほど己が生まれを呪った事はなかった。
 
 その元信の苦悩を知ってか、ひづめは、

 「もとより・・・
  ひづめは信長様にお仕えいたします所存にござりました。
  恐悦ながらお心遣いご無用にござります。」

 と言い加えた。
 
 柔らかに語るその声に、元信はのどまで出掛かった言葉を飲み込み、ゆっくりと頷いた。

 「・・・うむ。そうであったな・・・」
 
 信長という巨大な渦に巻き込まれた元信は湖面に浮かぶ木の葉と同じ。
 流れに任せるより他なかった。
 任せて時節を待つ以外、松平の名を残す手立てが無いことを直感していたのだった。
 
 「・・・様」
 
 元信はひづめの呼ぶ声に、はっと我に返った。
 この所、一人考えにふける事が増え、それは時所構わずであった。
 
 「な、なんじゃ・・・」
 「御殿様。最後に1つ、お伝えせねばならぬ大事がござります。」
 「む・・・申してみよ。」
 
 すでにひづめの口調は任務中の忍びのそれに戻っていた。
 
 「は、先の合戦にて、御殿様が信長様の力添えをしているとの噂を立てたものがございます。」
 「何者じゃ?」
 「今川氏真の手のもの。乱波にござります。」
 「乱波とな・・・
  氏真め、手の込んだ事をしよるの。
  さすれば、義元亡き後は、氏真が跡取りか。
  惰弱ものゆえ脅威はあるまいが、あの粗暴さじゃ、いささか面倒な事になりそうじゃの・・・」
 「御意にござります。」
 「して、"黒のもの"はなんと申しておった?」
 「はい。"黒のもの"の言上はこうでござります。

  氏真は、"信"の字が信長様との力添えの証拠と周りに触れ、
  此度の敗戦理由は殿の裏切りによるものと声高に叫んでおります。
  それゆえ、駿河に残された家臣親類の命が危険にさらされております。
  畏れ多い事なれど、御改命にて、今川に一応の潔白を立て、
  家臣親類の命を救うことが良策と心得ます。

  ・・・と」
 「ふん、名などどうでも良いものを・・・氏真ずれは、誠うつけものよのぅ。
  その様では先はないわっ。」

 元信は、鼻を鳴らしてひとしきり笑ったあと、真顔に戻り、

 「さりとて、"黒のもの"の言うとおりじゃの。・・・ご苦労であった。」

 と言うと、ひづめに目配せ送り、月に照らされた三河の山々に眼を移した。
 
 そして、ひづめの気配が消えても、元信はじっと三河の山々を見続けていた。
 (ひづめよ・・・達者で暮らせ。 この元信、明日来る波が如何様であっても、決して沈まぬぞ・・・)
 
 
 
 後に元信は"元康"と改命。
 偽りの潔白を立て平静に戻ったかに見えたが、氏真からの駿河帰参を断ったが為に、
 駿河に残された人質が処刑されてしまうこととなった。
 この事件により三河勢は独立を宣言し、織田家との同盟の儀を取り交わすこととなる。

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テーマ 戦国無双2    ジャンル ゲーム



 

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